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陣座峠から富幕山


平尾山近くから富幕山をみたとき、
次は富幕山へ行くことにしました。

富幕山へはいろいろなコースがあるようですが、
それほどポピュラーではない
愛知県と静岡県境の陣座峠から登ることにしました。

陣座峠を静岡県側に数十メートル行ったところに
奥山林道への分岐点があります。
「富幕山登山口」の標示が傾いて立っています。
最近はあまり手が入っていない様子です。
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すぐに奥山林道は富幕林道と分岐します。
その分岐点の右側に登山口と思われる踏み跡がありました。
標示は見当たりませんので、あてずっぽうです。
ひょっとしたらここか、と入って行きました。
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いつごろかはげしい倒木があったのでしょう。
丸太切りした木がそこここに積み重ねてありました。
苔むしているところからみるとだいぶ前のようです。
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尾根付近に案内標示がありました。この道で正解です。
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しかし、距離や所要時間はもう消えていて読めません。
篤志のグループか有志の組織が手作りして設置したのでしょうが、
作った後も維持管理を続けるのはたいへんです。

柱のような岩がありました。
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節理のある岩が近くにあるわけではないので
たまたま四角く岩が残ったのか転がってきたのか、
自然の造形はおもしろい。

この尾根には多くの宮標石があります。
ときには20mくらいしか離れていないこともありました。
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やぶの中に妙なものを発見しました。
どう見ても人工的に組み合わせたような石組。
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石の表面を見ると古いようには思われません。
何かの目印としたものでしょうが、
こんなところで目印を作る必要があるんでしょうか。

静岡側に展望の開けた場所がありました。
あとで調べたら、金指方面のようです。
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もう少し北方向を見ると、高速道路が見えました。
東名高速道路と新東名高速道路をつなぐ引佐連絡路です。
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さらに左奥をアップで見ます。
右下に見えるのが浜松いなさIC、
中腹に見える茶色いところが久留女木の棚田でしょう。
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以前、久留女木を通ったことがあり、なかなかの壮観でした。
こんなところから見えるとは感動ものです。

たいへんな斜度の箇所に来ました。
最大40度くらいありそうです。
ジグザグに登る道ができていましたが、
それでも結構な傾斜があります。
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木に黄色いテープで巻いた標示がありました。
小さくて見落としそうですが、意外と黄色は目立ちます。
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急傾斜の道を登りきるとあとはなだらかに続きます。

壊れた標示がありました。
こちらは「35分」が読み取れます。
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愛知県方面の展望がありました。
正面のピークは本宮山です。
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しばらく行くとモミの巨木が多くなってきました。
不思議なことに静岡側には数本しか見られないのに
愛知側では数え切れないほどあることです。
他の樹種にはそれほど違いがないようなので、
静岡側では過去に切り倒したのでしょう。
営林署の方針の違いかもしれません。
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しばらく行くと尾根道が広くなりますが
樹木はうっそうと繁り、トンネルのようです。
それほど歩いているようにはみられないのに
低木もないのは落ち葉が敷きつまっているせいかもしれません。
やがて前方に光が見えてきました。
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大パラボラアンテナの横を通って富幕山頂上の広場に出ました。
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一等三角点がありました。
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一等三角点はこの近くでは神石山、本宮山、大山ぐらいにしかありません。
神石山三角点の住所は静岡側になっていますが、
県境上といっても違いないくらいです。
しかし、こちらは完全に静岡側にあります。

三角点の名前は「とんまきやま」だそうです。
山の名前は「とんまくやま」なので不思議です。
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振り返ると、どどんとでかいパラボラアンテナです。
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南側に広々とした広場と四阿があり、ここで休憩です。
前には日時計が設置してありました。
あとからきた家族連れが時間を計って楽しんでいました。
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「富幕山頂上」の標示。標高563mです。
なかなか立派です。お金をかけていますね。
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奥浜名自然歩道の案内看板がありました。
他のコースもまたの機会にチャレンジします。
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「測点」という標柱が立っていました。
細江コース、只木コース、奥山コースが
3つの面にそれぞれ標示されています。
しかし、この数値は何を示しているのかわかりません。
只木コースでいうと、
下の「4.4km」というのは距離のようです。
しかし、「88」の意味がわかりません。
スタート地点からの比高かとも思えますが、
何にしても単位がついていません。
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細江コースのほうはさらにわかりません。
「216+40m」と式と単位付きです。
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わたしが読み方を知らないだけでしょうか。
だれか意味を教えてください。

南からの登山路は広くて舗装されているようです。
おまけに電柱があり、電線も走っています。
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パラボラアンテナに給電しなくてはならないので
当然と言えば当然ですが、
枯れ葉を踏みしめて薄暗い林間を抜けてきた身からすると
拍子抜けの感があります。
ただし、鳳来寺山の階段を登りつくした上に
大駐車場があることとくらべるとまだましです。

さて、帰りは地形図にある別の道で帰ろうと思いました。
来た道はほぼ一直線に陣座峠から富幕山に向かってきましたが、
西側に回り込みながら陣座峠に抜ける道が書いてあるのです。
しかし、地形図と比べてみるのですが道が見つかりません。
結局、来た道を帰ることにしました。

変化はあまりありませんでしたが、
静かで落ち着く山歩きでした。


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by harahira2 | 2012-12-31 20:04 | 弓張山系 | Comments(0)

平尾山と三角点中山峠


前回からの続きです。

平尾山まで戻ったところで、
まだ時間があることに気づきました。
他の季節では花を写真に収めたりして
時間を費やしてしまいますが、
冬は花が咲いていることが少ないので、
他の季節に比べて行程が早くなります。

ことのついでに中山峠近くにあるはずの
4等三角点「中山峠」を捜すことにしました。
地形図でだいたいの位置はわかっているのですが
この辺りの地形は等高線が複雑になっていて
読み取りにくくなっています。
見つかるでしょうか

気になっていた中山峠すぐ上の踏みあとから進んでみます。
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かなりの藪になっていますが、
よく見ると幅のある山道だったことがわかります。
これが昔の峠道でしょう。
かなり緩やかな勾配の道です。
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そのまま進みました。
やがて堀切のようなところに出ました。
倒木や茂みでふさがっていて通れません。
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右側に回り込んで堀の上に登ると
静岡側の木々が伐採されたところに出ました。
広々とした展望があります。
三ヶ日町平山方面です。
東名と第2東名のインターチェンジが見えます。
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浜名湖も少し見えます。
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富幕山も見えました。
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南アルプスがさきほどよりよく見えるようになりました。
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少し行くと三角点がありました。
4等三角点「中山峠」です。
標高は392.6mです。
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展望をしっかり楽しんで下山しました。
多くの収穫があった山歩きでした。

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by harahira2 | 2012-12-24 23:22 | 弓張山系 | Comments(0)

平尾山と高城砦


前回からの続きです。

平尾山から西に向かう山道が続いています。
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枯れ葉の敷き詰まった道を下っていきます。
地形や樹種などの変化はあまりありません。
ただし、かなり下っていますので
帰りの登り返しはたいへんそうです。

途中、南側に展望の開けたところがありました。
あるHPに言う天狗岩でしょうか。
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豊川市街が見えました。
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平尾山から15分くらいのところで、おや?
道を横切るように堀切のようなへこみがありました。
堀切でしょうか?
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急傾斜の道を登ると平たい場所がありました。
これが高城砦址のようです。
意外と近くにあったものです。
それほど広くもなく、他には特別なものは見あたりません。
南側に平たくしたような場所がありましたが、
腰曲輪の痕跡でしょうか。
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樹間から北方向に眺望がありました。
おそらく宇利方面でしょう。
宇利城がすぐ近くに見えたかもしれません。
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しかし、なぜここに砦をつくる必要があったのかわかりません。
ここは小ピークとなっていて標高は384mと思われます。
木がなければ北や南はよく見えたはずですが、
砦としての役割は何だったのだろうかと考えてしまいます。
ここを通って攻めてくる敵を想定していたのでしょうか。

さらに下ります。かなり急な坂です。
ここでも帰りは難渋しそうです。
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林道が見えてきました。
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下りてみると、以前通ったことのある林道でした。
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この道でアサギマダラをたくさん見たことがあります。
(これはレポートしてなかった)

林道を回り込んで五葉城址入口です。
入口の標示はありませんが、花の紹介看板があります。
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五葉城に着きました。
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おどろいたことにマツムシソウがまだ咲いていました。
しかも2株もです。すごいですね。
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年を越しても咲いているのでしょうか。
ひょっとしたら他の地でも咲いているのがあるのかも。
雨生山にも行ってみたくなりました。

来たからには堀も見ましょう。
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城址の南から高城砦のあるピークが見えました。
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あるHPでは五葉城址から富士山が見えたと書いてありますが
樹木が生長して富士山どころか遠くの山はまったく見えません。
残念ですね。

ここまでで来た道を帰ることにしました。

次回に続く。

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by harahira2 | 2012-12-24 20:45 | 弓張山系 | Comments(0)

中山峠から平尾山


以前平尾山を訪れたとき西に分岐する道があり、
一度はたどってみたいと思っていました。
地図を見ると五葉城のほうへ抜けるものと思われます。
今回こちらを探索することにしました。

実は11月に五葉城址を訪れたときに
もうひとつ見つけたかったのが高城(たかしろ/たかつき)砦跡です。
高城砦は戦国時代の砦で、
西郷氏の築いたといわれる五葉城と一体の砦ともいわれます。
五葉城のすぐ近くの尾根だということは
高城砦を紹介したした他のHPでわかりました。
うまくいけばそちらも確かめられると思いました。

中山自然歩道から平尾山に向かいます。
まず五本松城址に立ち寄りました。
西郷氏の居館があったという場所です。
標柱が立っているのみです。
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大沢林道入口近くにある墓所横からスタートです。
ところどころに中山自然歩道の標示があります。
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林道ゲート脇を抜けて進みます。
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林道から山上にひときわ高い木が見えました。
おそらく中山峠近くの傘モミの木でしょう。
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林道終点です。山道に入っていきます。
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入口付近の道幅は狭いけれど、
進むにしたがって広さが増してきます。
昔は幅のある道があったことがわかります。
この写真でも右側は崩れた土の上に
アオキが茂って狭く見えますが、
実際は2m近くの幅があったと思われます。
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中山自然歩道はおおむね旧中山道を通っているようです。
昔は三河と遠州でそこそこの交通があったようですから
荷車などを引いて行くことがあったかも知れません。

道は通らなくなると急速にすたれます。
10年もすれば草木が生い茂って
もとの道はわからないくらいになります。
そういう痕跡を見つけるのも
山歩きのおもしろいところです。

途中カンアオイの花を見つけました。
カンアオイはこの時期に咲きますが、
枯れ葉などに埋もれているので見過ごしがちです。
カンアオイにはいろいろな種類があるそうです。
これは何でしょう。
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峠に出ました。350Mを示す案内標示があります。
標示には「ホ1」と書かれていることからもわかるように
ここが豊橋自然歩道の北の端で、かつ起点になっています。
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すぐそばに大きなモミの木があり、説明がありました。
このあたり一帯は大きなモミの木が点在することで有名です。
さらに太い「傘モミ」は少し南になります。
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平尾山へは左に進みます。
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わたしが「中山広坂」と呼んでいる道です。
広くかなりの急坂です。
防火帯の役目もあるのでしょうか。
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以前宇利峠からこちらへ向かってきたときに
南側の林道に下りた平山への分岐点。
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太い枝が折れたカシの大木をまたいで進みます。
アカガシかな。
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わたしが勝手に「猿の王座」と名付けている石。
いすみたいです。
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鉄塔に出ました。
回りが刈り込んであるので周囲が見渡せます。
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あいにくの霞がかかった天候でした。
豊橋から田原方面。
豊橋市役所が中央にうっすらと見えます。
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南アルプスと新城中宇利。
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富幕山。
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浜名湖方面も見えるのですが、
もやがかかってはっきりしません。
よく晴れれば富士山が見えるはずですが、
今日はまったく見えません。

白い石灰岩がでこぼこしたところを進みます。
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鉄塔から5分くらいで平尾山につきました。
宮標石と標示があるだけで展望はまったくありません。
落ち着いて休憩するほどの場所でもありません。
せっかくの場所なので切り開くといいですね。
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ここから未踏の部分に踏み込んでいきます。

続きは次回に

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by harahira2 | 2012-12-24 20:33 | 弓張山系 | Comments(0)

長彦へ


富士見岩を後にして
長彦への分岐点まで戻ります。

来るときは気づきませんでしたが、
スミレが咲いているのを見つけました。
こんなに寒いのによくぞ咲いてくれました。
タチツボスミレでしょうか。
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長彦への分岐点に来ました。
ここからは未踏の道です。
分岐は西に向かっています。
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尾根のようななだらかな道をしばらく下ります。
鉄塔に出ました。
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まっすぐ進む道と左に折れる道があるようです。
小さな標示がありました。
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しかし、この書き方ではよくわかりません。
まっすぐ進んでいいように見えます。
そう思って進もうとしたとき鉄塔の下に
別の標示が捨てたようにありました。
まっすぐ行くと×になるということはわかりました。
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曲がって進みます。
すぐに岩場を下りることになります。
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この道は鉄塔の保守を行うための道にもなっているようです。
やがてプラスチックの階段が並ぶようになりました。
かなり急な階段で、下りるのは楽ですが、
上るのはかなり大変です。
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やがてゆるやかになってきました。
分岐する道のようなものがありました。
進んでみるとりっぱな石垣が見えました。
背よりも高い石垣です。
位置や造りからして城ではないようです。
むかし山の中に畑を作ろうとしたものかも知れません。
石垣の量からして、一人だけの作業量とは思えません。
ひょっとすると家族総出で一生懸命造ったのでしょうか。
こういうのを見ると昔の人々の労苦がしのばれ、
感慨深くなります。
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さらに下りました。
字が書いてあるように見える岩がありました。
はたして文字なのかどうか。
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そのすぐ近くに馬の鞍のような岩もありました。
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しばらくすると林道になり、やがて田畑が見えました。
長彦の集落です。
左に見える白いフェンスのようなところが長彦自然歩道です。
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長彦自然歩道の案内図前に出ました。
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このあと嵩山の町並みを歩いて駐車位置まで戻りました。
嵩山のレポートはまた別の機会にします。

雪の浅間社、雪の富士見岩、未踏の山道など
記憶に残るおもしろい山歩きでした。
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by harahira2 | 2012-12-10 21:27 | 弓張山系 | Comments(0)

雪の富士見岩


頭浅間を出て、尾根を北に向かいます。
まず目指すのは本坂峠です。

ススキの茂る場所に出ました。
雪をかぶったススキなどが
おもしろい風景をつくっていました。
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クモの巣にも雪がかぶっています。
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10分ほどで本坂峠に着きました。
旧姫街道と豊橋自然歩道が交差する地点です。
標高326mです。さびしいたたずまいです。
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さらに北の坊ヶ峰を目指します。
ここから北へは二本の道が並行しています。
クマザサの茂るほうへ進みます。
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この道は途中で倒木のためふさがっていました。
茂みをまたいで並行した道へ出ました。
しばらく行くと夫婦岩がありました。
道の両側に岩があります。
おそらく大きいほうが夫でしょう。
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地図上で400mに満たない距離を
一気に120mくらい登ります。

登り切ると、坊ヶ峰の社(やしろ)があります。
小屋と言ってもよいような小さな社です。
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社の後ろにまた社。こちらは秋葉神社です。
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そのまた後ろに小さな祠です。
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そして、その後方に回り込んだところに三角点があります。
「嵩山村」二等三角点です。標高は445.8mです。
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標石はずいぶんと地面から飛び出ています。
標石を埋めてから年月がたって土が削られたのでしょうか。
これを埋め戻してよいのかどうか、迷ってしまいます。

社の前で立ったまま昼食をとり、もと来た道を戻ります。

急な坂道も下りは楽です。本坂峠まで一気に下りました。
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さらに南下します。
風が吹いて雪が舞うと、
ときおり樹間から差してくる陽光が
雪に反射して一瞬幻想的な光景になります。
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先ほどは気づきませんでしたが、
アザミのような花のつぼみがありました。
夏にもここに群れ咲いていました。
あれは確かにアザミだったはず。
スズカアザミかな?
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先ほどのススキの茂った場所です。
雪をかぶったススキを見たときは
雲で遠くが見えませんでしたが、
晴れてきて浜名湖方面や三ヶ日方面が見渡せます。
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頭浅間を横目にしながら進みます。
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ヤクシソウが雪をかぶってしおれながらも
まだ花をつけています。
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歩いてきた足跡が見えます。
せっかくきれいに積もっているのを乱して
申し訳ないような気もします。
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長彦への分岐点。
帰りはここから下る予定です。
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三角点の場所に来ました。
四等三角点「本坂峠」です。
笹が生い茂った上に雪がかぶって
まったく目につきません。
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タツナミソウが咲いていました。
こんな冬に咲いているなんてとても健気です。
茎は短く、背丈は低く、
しっかりと根をはっている印象です。
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この標柱の向こうに見える土管は何でしょう。
見るたびに不思議に思います。
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富士見岩が見えてきました。
南方はすっかり曇っているので
暗くて不気味です。
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富士見岩は別名を割岩と言います。
2つの岩塊に分かれているのがはっきりとわかります。
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富士見岩を西側から見たところ。
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くっきりとではないものの富士山が見えました。
冬の空気が澄んだ日には、
かなりはっきりと見えるのですが・・。
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もう少し晴れわたらないかと
しばらく眺めていましたが、
状況はあまり変わりません。
この日はこんなところが限界でしょう。
帰路につくことにしました。

次回に続く・・・
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by harahira2 | 2012-12-10 21:22 | 弓張山系 | Comments(0)

雪の浅間神社


朝からの雪でした。
葦毛湿原に雪が積もっていればおもしろいと思って
多米までいきましたが、山の上のほうしか白くなっていません。
別の場所にすることにしました。

北の山のほうが雪が深そうです。
天気予報では午後からは晴れるようです。
雪があれば、あたりの景観よし。
雪がなくとも富士山が見られればこれもよし、
ということで、石巻山奥の富士見岩を目指すことにしました。
嵩山自然歩道をしばらく歩いていないので、
こちらから登ることにしました。

本坂トンネルの手前の広場に駐車しました。
東の山に雪が積もっています。
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自然歩道入口です。右手に進みます。
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途中にある追間池から東の山を見ると
きれいに雪が積もっています。
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嵩山の蛇穴の入口です。
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まず少し先の水穴を見ます。
ふだんだと水を汲みに来ている人が必ずいますが、
さすがに今日はだれもいません。
きれいな水が穴から流れ出ています。
パイプで汲みやすいようにしているのは興ざめですが・・・
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戻って蛇穴の階段を登ります。
階段の途中にはバクチノキの表示があります。
樹皮が季節によってはがれるので
バクチで身ぐるみはがれたようだと
このような名になったそうです。
ただ、標示と木の位置関係がわかりにくくなっていて
かなり前に撮影したであろう標示の写真を見て、
たぶんこれだろうと推測するしかありません。
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見るからにおどろおどろしい石灰岩です。
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嵩山の蛇穴です。
太古の昔、ここには人が住んでいたそうです。
国指定史跡になっています。
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奥行きは約70mということで、
かなり奥まで入っていけますが、
真っ暗な中で岩がでこぼこしているので
懐中電灯がないと危険です。
また、ぬかるんでいる場所もあるので注意が必要です。
こんなところで毛皮を着た人々が
木の葉を敷き詰めて
寒い冬を越していたのでしょうか。
現在に生きるわれわれは本当にしあわせです。
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右手に進んで山に入っていきます。

腹浅間社へ行く道と上浅間に向かう道との分岐点
今回は腹浅間に立ち寄ってから上浅間に向かいます。
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腹浅間に出ました。
この山には
尾根上に大山社(頭浅間)、
中腹に原川社(腹浅間)、
山裾に富士社(足浅間)
の三社があり、
あわせて嵩山浅間神社と呼んでいます。
このうちの原川社が最も立派で、
一体で行われる祭りもここが中心になるようです。
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周辺にはタブノキやスギなどの巨木が立ち並び、
古くから大切にされた場所であることがわかります。
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腹浅間を後にし、巨岩の横を通って頭浅間に向かいます。
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先ほどの分岐点からの道と出会います。
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堀の深い道を登っていきます。
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擬木の階段が結構続きます。
このあたりはまだ雪はそれほどありません。
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ある高さから、急に積雪が深くなってきました。
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森林も雪をしっかりとかぶっています。
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石だらけの急坂を登ると尾根です。
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尾根に出ると大岩の向こうに鳥居が見え、
さらにその向こうに社殿が見えます。
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頭浅間(大山社)です。
風もほとんどなく静かな雪の中です。
ひっそりと建っている姿は神秘的で
たいへんおごそかです。
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次回に続く。
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by harahira2 | 2012-12-10 20:30 | 弓張山系 | Comments(0)

多米不動滝


豊橋の多米にある不動滝に寄ってみました。
県道豊橋大知波線(多米街道)から多米峠に向かうとき
豊橋側で直線路だった街道が大きく曲がるところにあります。

多米街道が山に向かっています。
向こうの曲がりはじめの左が入口です。
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道の脇に立派な標柱が立っています。
これまで木に隠れてほとんど見えませんでしたが、
伐採したためよく見えるようになりました。
滝不動の存在に配慮したのでしょう。
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この入り口はコンクリート造りの堀を板一枚で渡るようになっていて
少々不自然な付き方をしています。

この滝に至る道はもともと朝倉川ビオトープの横からつながっていました。
多米街道が車道として新しく整備されたとき、
むかしからの道を斜めに横切って造成したため、
やむをえず進入路をつくったようです。

道を入っていくと大きな岩があります。
上部がかなりせり出しています。
名前がついているかも知れませんが、
ひさし岩と名付けてみました。
この大岩にかかる木をとると
もっと見栄えがするはずです。
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谷間の水音が聞こえてきます。
水が岩の間を次々と通り抜けて音を立てています。
すべり落ちる小さな滝がありました。
たいへんすてきな雰囲気です。
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この建物は無粋ですね。
せり出して倒れてきそうです。
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転落防止のため柵がしてあります。
パイプなのが安っぽくて残念です。
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すぐに滝です。
滝の高さは4mくらい。
水量もしっかりとあります。
なかなかいい風景です。
鳥居がありお供えもしてありました。
しっかりと世話をしている人がいるんですね。
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昭和の初めころ、この水は石灰成分を含み
からだによいということで多くの人が水を汲みに来たとのことです。

不動滝というだけあって
不動明王の石像が周囲にいくつも建っています。
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地蔵と思われる像もありました。
どうして地蔵なのでしょうか。いや、これも不動かな。
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滝の上には社のようなものがあり、
不動尊がまつってあるそうです。
一度中を見てみたい気がします。
ただ、この建物も位置が悪く、
滝に似合わない気がします。
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戻って県道に出ると
センニンソウが群れ咲いていました。
八月に神石山で見た花です。
こんなに寒くなっても咲くとは!
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by harahira2 | 2012-12-04 19:25 | 弓張山系 | Comments(0)

普門寺の紅葉


まっすぐ普門寺に下りる道ではなく
旧鎌倉街道とされる東回りの道を行きました。
左にあるさびた標識には、「旧鎌倉街道」と書かれています。
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このあたりには平場と呼ばれる平らになった場所が多数存在します。
普門寺が盛んだったころ山のあちこちにお堂や住居が建てられ
多くの僧たちが修行をしていた場所です。
この山にはその平場が全部で200ほどあるそうです。
豊橋市市教委が数年前に全面的な調査を行い、
一つ一つの場所に記号がつけられています。
歩道に沿ったところにも多数見られます。
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古い道らしく石段や岩を削った階段があります。
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登り口に出ました。
多くの人がいました。
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ここは紅葉の一番の観察場所です。
人をよけて撮るのがたいへんです。
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この寺の紅葉を連続で載せます。
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寺そのものももっと写真に撮るとよかったのですが、
紅葉ばかりに気を取られてあまり撮れませんでした。
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普門寺の山門です。
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この横にはサクラが咲いていました。
何という種類のサクラでしょうか。
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普門寺から直登する道を通って尾根に登りました。
尾根づたいに船形山を通って座談山に着きました。
富士山が見える絶好のポイントです。
うっすらと見えました。写真ではどうかな?
注意して見ると真ん中よりも右よりにかすかに見えます。
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尾根筋ではツバキやツツジの花やつぼみを見つけました。
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葦毛湿原に下りてきました。
楽しさ満点の山越えでした。
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by harahira2 | 2012-12-03 20:43 | 弓張山系 | Comments(2)

普門寺の紅葉


今回は行程を少していねいに説明します。

葦毛湿原をかるく見たあと
南の山をほぼ直登して尾根に出ました。
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尾根を東に向かいました。
雑木林はほどよく葉を落とし、
日の光が明るく差していました。
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風越峠から尾根を外れて南側斜面をトラバースします。
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ユーカリ林に出ました。
ここを「コアラの里」と呼んで親しんでいる人も多いようです。
特に冬場は南側斜面で日当たりのよいため、人気の場所です。
この日も10人以上の人たちが昼食・休憩していました。

風のないおだやかな日でした。
ゆったりと眺望を楽しみながら談笑する光景がすてきでした。
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さらに進むと、倒木林に出ました。
数年前の台風で大木が軒並み倒れ、
山道をふさいでいます。
木をくぐったり乗り越えたりしながら進みます。
わたしはここを「アスレチック」と呼んでいます。
夏の間は草も茂りとても通る気がしませんでした。
昨冬以来の通過です。
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やがて尾根との合流点の鞍部に出ました。
ここから再び尾根を行きます。
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すぐに船形山に出ます。
戦国時代に船形山城があった場所です。
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ここを過ぎて少しくだると普門寺峠です。
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この峠から南にくだっていきました。
普門寺自然歩道です。
そのむかし鎌倉街道が通っていたそうです。
峠近くは擬木の階段になっています。
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普門寺の元堂址に出ました。
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鎌倉時代は寺が山の中腹にあったそうです。
昨年発掘調査が行われ説明会も開かれました。
また、「文覚祈りの泉」という泉もあったそうです。
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この周囲にも紅葉が見られました。
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続きは、次回に
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by harahira2 | 2012-12-03 20:27 | 弓張山系 | Comments(0)