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碁盤石山


設楽町の碁盤石山を歩いてきました。
国道257号設楽町東納倉から入りました。
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手書きの味のある道標にしたがって進みます。
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登山口です。
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杉林の中を行くと擬木の橋が2つあります。
なかなか凝っていますね。
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丸太の階段が多く設置されています。
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ここから胸突坂と呼ばれる急登です。
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ていねいに階段がつけられています。
それほど長くはないので、何とか一気に登ります。
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登りきるとベンチのある休憩場所に着きます。
山には不似合いのプラスチック製のベンチです。
設置した方には申し訳ないですが、
腰を落ち着けるには汚れすぎています。
こういうのを見るときれいにしたくなります。
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少し行くと林道を横切ります。
ここまで車で来ることができるので、
この林道から登り始めることも可能です。
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ロープが張られた坂です。
ロープがないと困るほどでもないようですが、
地面が濡れているとちょっとすべるかな。
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七尋岩(ななひろいわ)の標示がありました。
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そこそこ大きな岩ですが、笹藪に隠れて写真に収まりません。
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「尋(ひろ)」とは、両手を広げたときの長さです。
一尋が1.8mとすると、13mくらいでしょうか。

笹藪をかき分けて進みます。
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大きな石がごろごろしているところに出ました。
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岩の間に「下総国佐倉神社」の碑がありました。
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縄が付けられているので、しめ縄でしょうか。
千葉県佐倉といえば、佐倉惣五郎が有名です。
どんな関連があるのでしょう。

天狗の庭に出ました。
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天狗が岩を飛び移って遊んだ庭ということかもしれません。
大きな岩がごろごろしたやや広い場所ですが、
見る位置の関係で広々とした感じの写真は撮れません。

東納倉の町並みとゴルフ場が見えますが、
あいにく遠くはかすんでいます。
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大きな岩が「盤座(いわくら)」とされていました。
神が宿っているということでしょう。
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岩の上には碑が建っていましたが、
姿は仏像のようでした。何の神かな?
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すぐ上にありました。
山の名前にもなった碁盤石です。
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天狗が碁で負けて悔しさのあまり碁盤をひっくり返した
という伝説が残っていますが、
碁盤石というよりもさいころ石といったほうがいいような形です。
解説板がもともと横の木に吊り下げられていたようですが、
今は外れてしまって岩に立てかけてありました。
さびしいですね。

背の高い笹藪を少し進むと富士見岩があります。
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冬の晴れわたった日には富士山が見えるということですが、
残念ながら、かすんでまったく見えません。
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アセビの木がうっそうとした中を進みます。
くねくねと曲がった幹があやしい感じです。
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山頂めいた場所に出ました。ベンチがあります。
ここは碁盤石山ではなく、途中のピークです。
左に曲がっていったん下ります。
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ブナの原生林の中を進みます。いい雰囲気ですね。
春先の新緑が美しそうです。
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またベンチがありました。
かつてはずいぶんと手をかけて整備されたようです。
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急な坂を登って碁盤石山に着きました。
木々に囲まれて展望はまったくありません。
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「木戸ヶ洞」二等三角点がありました。
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季節も秋の終わりで花はあまり咲いていませんでした。
センブリ。ひと株だけ見ました。
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カワチブシ。ここには多い様子。
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リンドウ。開いていません。これからでしょうか。
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スルガテンナンショウでしょうか。
グラディエーションがおもしろい。
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ヤクシソウ。
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紅葉が美しくなってくる気配です。
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ガマズミがにぎやかに実っていました。
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時間的にも体力的にも気軽に登れるよい山でした。
冬の晴れた日に再度訪れたいものです。
by harahira2 | 2014-10-20 19:19 | その他


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