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二川自然歩道2


<続き>

坂をどんどん上がっていきます。
石に番号をつけたものがたくさんあります。
何でしょうね。遺跡かな?
近々何か行われそうな気配です。
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赤土の坂を登っていきます。
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峠に出ました。峠といっても名前はありません。
「ワ8」の道標があります。
変則的ですが4差路になっています。
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左に向かう道は鉄塔に向かう道です。
通せんぼになっていますが。
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鉄塔の周囲は樹木が切り込まれているので、
眺望があります。
南に豊橋動植物総合公園が見えます。
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南西には田原の蔵王山が見えます。
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分岐点から北に下る道は東山自然歩道につながります。
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自然歩道は右に曲がって緩やかな尾根道を進みます。
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このあたりには戦争末期に
本土決戦のための壕が掘られました。
あちこちにあり、縦横につながっていたようです。
全貌をつかんでみたい気がします。
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分岐点にやってきました。
フォークのようにミツマタに分かれています。
左は東山自然歩道につながる道、
右は健康の道が分かれます。
「ワ9」の道標があります。
松明峠へ向けて真ん中の道を直進します。
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すぐに二叉に分かれますが、
じきに合流するのでどちらでもかまいません。
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右手に行くと登りきったあたりに
防空壕のようなコンクリートの構造物があります。

今回は左手に進みます。
壕があちこちに伸びています。
この労力はものすごいものです。
兵隊が連日土を掘っていたと聞きました。
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「ワ10」の道標です。
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やや開けたところに出ました。
ここで先ほどの分岐道と合流します。
切り株があり「一休み」と落書きされています。
わたしは「お休み株」と呼んでいます。
たいていここで一休みします。
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そのすぐ先にまた分岐があります。
右は尾根をさけてトラバースする道です。
結構いい道ですが、松明峠は通りません。
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左へ進みます。
ササが茂り緑に囲まれた道です。
このササは春に1度刈り取られて
その後また伸びたものです。
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樹間から東の風景が見えます。
浜名湖とアクトシティーが見えます。
チョウと鳥がたまたま写りました。
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この石はやはり一休みにもってこいです。
このような石がいくつかぽつんぽつんとあります。
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ほどよい木漏れ日がある快適な山道です。
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「ワ11」の道標です。
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この道は一部を除いてほとんど雑木林です。
緑の濃さがとてもいい雰囲気です。
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擬木の階段が現れました。
約150段くらいの階段です。
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登りきると小さな祠があります。
何がまつってあるのかわかりません。
由緒のあるものでしょうか?
こういう山頂にあるものは普通
ふもとの神社の奥の院ということが多いようですが
この祠はどうでしょうか。
結構新しいようです。
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すぐ横に「ワ12」。
これが二川自然歩道の終点です。
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ここが標高258mの松明峠、
またの名を東山です。
豊橋自然歩道の南端でもあります。
頂上は南北に細長い平坦な地になっていて
樹木はタブノキなどが何本か立っている程度です。
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この道標には「ホ59」と付いていたはずですが、
いつの間にか見当たりません。
自然に取れるものでもないと思いますが・・・。

松明峠の名称については
以前ふれたので割愛します。

周りの木が伐採されたので見晴らしはとてもよく、
(違法に伐採されたらしい)
南のすぐ下を新幹線が走るのが見え、
そのさらに南には太平洋が見えます。
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東には遠くに浜名湖が見えます。
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西の豊橋市街地です。
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北には本宮山が見えます。
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北東の二川テレビ中継所が見えます。
南側のはげた斜面は、
もともとユーカリの木が植えられていたところで、
最近になって伐採してヒノキを植林したところです。
名古屋の東山動物園のコアラのえさを
別のところから調達するようになったためと聞きました。
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テレビ中継所までを往復する人も多いようです。
4時間と少しの行程です。
休憩をたっぷりと入れても5時間でしょう。

頂上は平らになっていますが、
わずかに低い平場もあり、
削平して造成した土地のようです。
ここに城や砦があったという話は
聞いたことがありませんが、
三河と遠江の境がよく見える
見晴らしのいい場所ですから、
何かあってもよいと思います。
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それよりも、ここには何らかの構造物が建っていたようで
コンクリートの土台とそれに埋まった鉄が見えています。
土台は6個が2×3に並んでいるので、
普通の鉄塔ではないはずです。
これが2基、高さの異なる平面に離れて建っていたようです。
どこかに記録が残っているはずでしょうね。
ぜひ、知りたいものです。
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宮標石もありました。
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松明峠の北の端は豊橋自然歩道「ホ58」で
東山自然歩道の終点として「ヒ12」にもなっています。
ここから西に東山自然歩道を下っていきます。
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<続く>
by harahira2 | 2013-07-16 21:17 | 弓張山系


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